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みなみざおう しちがしゅくのうえん
南蔵王 七ヶ宿農園

山菜 行者にんにくの
食用生葉、苗、種を販売しています。
商品内容や栽培方法など、お気軽にご連絡下さい。
お急ぎの方はお電話が1番スムーズです。

お問合せ  南蔵王・七ヶ宿農園 村上健一
電話 : 080-5575-4971
Fax   : 024-585-4971
メール  : muraken76@sage.ocn.ne.jp

種や苗をご購入頂いた方には詳細な栽培方法を同封しています。

●行者ニンニクのことなら、栽培方法その他なんでも、お気軽にご相談ください。
栽培地見学を歓迎します。その際は日程調整のため事前に連絡をください。

●栽培地について
山形県境に近い宮城県七ヶ宿町 滑津・峠田地区の清流白石川上流沿いの山畑で栽培しています。

●自家消費や趣味として栽培される方へ (時期は七ヶ宿を基準として)
行者ニンニクは早春に芽を出し、おいしく食べれる時期は花芽が出る前の4月から5月の一定時期です。この時期を過ぎると繊維質が強くなります。大きくなってから葉茎を採取するときは地上部を少し残すようにします。
毎年全部の株を採取できないため、自家消費であってもある程度の数量を栽培することが必要となります。
5月末頃からひと月以上白い花が一面に咲き続けます。この時期に年数を経た大株を鉢植えに飾ると見事なものです(数本を寄せ植えするのも良い)。
7月中旬から下旬にかけて採種し、10日位陰干しして整理します。種は乾燥し過ぎると発芽率が低下しますので、早めに播種することが大事です。
除草は、採種後と10月初め頃に行者ニンニクより上部の雑草を草刈機等で刈取ります。
行者ニンニクは無農薬栽培が可能です。そして、肉料理に合う食材で元気をもらえる気がしております。

●出荷栽培を計画される方へ
将来出荷等をお考えでしたら、早めにお近くの「道の駅」や「直売所」「高速道のサービスエリアの店」「近くの市場」等における販売金額等を調べておくことをお勧めします。
また、多くの地区における露地の行者にんにくの出荷時期は、4月中旬から5月のゴールデンウイークを含むことは大きなメリットと考えております。更には、出荷時期を早める又は遅らせることによって高単価で販売されている方もおります。
栽培規模を拡大するためには、各種計画を立て種子からの栽培も併用するべきです。又、鳥獣被害が少ないことから、山手等の遊休農地の活用も有力です。参考のため機会をとって栽培地見学に是非お出でください。
行者にんにくは、要領が分かれば少ない労力で栽培できる多年生植物であり、魅力ある作物です。疑問等がありましたら、お早めに遠慮なくご相談ください。

●林間栽培について
林間栽培の場合、種子を薄く溝蒔きし、植え替えをしない方法も有力です。
また、他の有用植物や趣味の木々を混ぜて栽培するのも楽しいものです。
(コシアブラ アケビ シドケ その他花や実のなる木々等)
特に、落葉広葉樹林内は行者ニンニクには最適の環境と考えられます。
○早春の太陽光が入る。真夏には日陰を作ってくれる。
○長年の落葉により、腐葉土となり栄養分が豊富である。
私も、雑木林の中で試験的に栽培をしております。低木・灌木類を取り除き、高木樹を
多めに残すことが大事かと思います。

(参考)  行者にんにくの栽培を始められる方に
種子 大量に生産するには、種子からです。(格安 発芽率約50%)
ただし、年月がかかります。(播種から収穫まで5年以上)
移植までの3~4年間は場所を広く取りません。(1㎡当たり2~3千粒播種する)
苗根 短期間に収穫するには秋苗根の移植です。翌春から収穫可能です。
行者にんにくは多年草です。ポイントが解れば労力も少なく栽培は容易で
美味しくて面白い山菜です。また、市場価格は一般に高価格です。

【村上健一の自己紹介】
福島県国見町に勤務し、土地改良区や財産区担当、農業委員会事務局長・産業振興課
長を務め、平成23年6月末に定年退職。在職中は特に水田生産調整や特産品開発事業等
に取組む。「行者にんにく」については、少労力で栽培でき、鳥獣被害が少なく、高価格
販売も見込めることから、試行錯誤を繰り返しながら宮城県七ヶ宿町において栽培して
いる。