2019/02/27 17:26
Ⅴ 食葉の採取について (行者にんにくの作業別メモ帳5)————————————
早春に発芽してから15~20日位で採取し始め、その適期は約1週間であっという間に終わる。
なんとか採取の適期を長くしたいと工夫が始まる訳である。それは美味しく食べれる期間や販売期間の長期化につながるものである。このことについては別葉にメモしたいと思っています。
地上部20~25cm以下で土との境でナイフで切り取る。花芽をもつ前です。このくらいで採取すれば、すぐにやや細めの二番芽が出てきます。一年置き位で採取するとよい。要するに、毎年太めの物を全体の半数位を採るようにする。
これらの方法ですと、種もそれなりに採種できます。
花芽を持ち大きくなってから土との境で切り取ると、行者にんにくは死んでしまうことがあります。大きくなってから切り採るときは地上部を数センチ程度残すことにより辛うじて生き残りますが、回復力は弱いです。
また、小さいときは美味しく、大きいものは繊維質が強くなり美味くないです。
〈 行者ニンニクの料理例 〉
野菜炒め: 具のなかの一品として。 炒め過ぎないように。
天ぷら: 素材の特徴が活きます。何とも言えない美味しさあり。
卵とじ: ニラ料理と同じ要領。
肉巻: 豚肉で行者ニンニクを巻き、フライパンで焼く。
塩と胡椒で味付け、行者にんにくは半生がよい。
おひたし 煮びたし: 素材の確認はこの方法がよい。ゆですぎないこと。
餃子: 特徴があり、おいしい。
カツオのたたき 納豆 冷奴: ネギの代わりに使う。
醤油づけ: 「軟白新芽」を使うのが最高。生の物を漬けて冷蔵庫に一週間以上置く。
麺つゆを使うと簡単です。
味噌漬け: 1週間以上置く。
その他: ネギやニラを使う料理なら、何でもOK